イタチはもともと山間部などにいる動物です。けれど、環境の変化や温暖化などにより山の生態系の変化などから、人の住む地域へイタチが侵入してくるようになりました。
家や畑などに侵入し農作物や食べ物を荒らしたりします。また、イタチによるゴミ被害も問題になっているのです。
イタチによるゴミ被害
イタチが食べ物を求めて、人の家のゴミを荒らすことが問題になっている背景には、イタチは一旦人の食べる物の味を覚えるとその味を求めゴミを漁るのです。
ネズミや魚、鶏、爬虫類、カエルなどの両生類から果物まで何でも食べるイタチですが、それよりも人の食べる食べ物の味を覚えてしまうとしつこくその味を求め探し回る習性があります。
例えば、イタチは、から揚げや魚肉ソーセージなど、人が食べる食べ物を好んで食べたりします。臭いのきついものは良く効く鼻でかぎわけ、ゴミの中から探し出したりするのです。
イタチによるゴミ対策
ゴミの中から好きなものを漁るイタチ。袋を破り中のゴミが道に散らばることで、さらにカラスなどがつつきゴミの集積場はとんでもないことになってしまいます。
イタチにゴミを荒らされないためにはどのような対策をすれば良いのでしょう?
ゴミ箱をストッパーつきのものにする
イタチにゴミを荒らされないためには、中のゴミが出ないようにしなくてはいけません。イタチは嗅覚が敏感なため、臭いが漏れてしまうとゴミを漁ってしまうのです。
そこで、ゴミ箱を両サイドにストッパーがついたタイプのものにしましょう。倒れても蓋が空かないゴミ箱などはホームセンターなどでも販売しています。
光でゴミ箱に寄せ付けないようにする
イタチがゴミ箱を荒らさないようにするには、イタチをゴミ箱に寄せ付けないようにしなくてはなりません。
ゴミ箱やゴミ集積場などに周りにCDやポログラムシートなどでイタチを寄せ付けない工夫をするようにしましょう。
CDをぶら下げることで、光が反射しイタチが怖がってゴミに寄りつきません。また、ポログラムシートをゴミにかぶせることも効果的です。
ゴミ置き場を清潔にする
ゴミ置き場は決まった日にゴミが捨てられます。頭の良いイタチはゴミが集まることがわかるとそこに巣を作ることがあります。
糞尿やエサになる物を持ち込んで巣を作る前にゴミ置き場は常に清潔にすることでイタチが住み着くことを防ぎます。
まとめ
イタチは人の生活シーンに侵入することでおこるさまざまな問題のなかで、ゴミ被害も大きな問題になっています。
ゴミの被害をなくすための対策として、ゴミが出ないゴミ箱に変えたり、ゴミ集積場にCDや反射シートなどを置きイタチを寄せ付けない工夫をすることも効果的です。
また、イタチがゴミ置き場に住み着かによう清潔にすることも大切です。